ディーゼルハイブリッドシステム
高い信頼性を発揮するPTO型パラレル駆動方式エンジンと別軸にモーター&ジェネレーターを配置したPTO型パラレル駆動方式を採用。万一システムに異常が発生しても、一般のディーゼルトラックと同様にエンジンのみでの走行が可能です。モーター&ジェネレーターをフレーム下方にレイアウトし、架装時の床面地上高上昇も抑えます。 |
モーター&ジェネレーター
発進・加速時にはモーターとしてエンジン駆動力をアシスト。減速時にはジェネレーターとしてエネルギーを回収し、電気に変換します。
リチウムイオンバッテリー
長寿命で軽量のバッテリー。ジェネレーターで発生した電気をインバーターを介して蓄えます。
スムーサーEx
減速時にクラッチを自動的に切り離し、エンジンブレーキによる減速エネルギーの回収ロスを防ぎます。
インバーター
モーター&ジェネレーターとバッテリー間で、直流⇔交流の変換を行います。
新制御「Smartグライド+e」採用
一定速でアクセル開度が少ない場合には、自動的にクラッチを切り、車両の慣性を無駄なく活かして走行(=Smartグライド制御)。
ディーゼルハイブリッドシステムの基本作動
ハイブリッドシステムは車両が減速時に失ってしまうエネルギーを充電(回生)し、再利用する...
回生/モーターアシスト量を増大
燃費向上のため、従前のシステムに比べ、回生ブレーキ力を高め、減速時のバッテリーへの回生量を増大しました。より多くの回生エネルギーをモーター走行・モーターアシストに活かします。
回生ブレーキモード切替機能を採用
制動力が強すぎると感じる場合や滑りやすい路面を走行する際などは、回生ブレーキ...
ECOドライブインジケーターを採用
ハイブリッド機能の大幅な強化に加え、ドライバーの省燃費運転を支援するため、燃費の良い運転操作方法に応じて点灯するECOドライブ...
排気ブレーキにECOブレーキを併用
ECOブレーキを併用することで、排気ブレーキによるエネルギーロスを最小化しました。
ディーゼルハイブリッドシステムインジケーター
ディーゼルハイブリッド車専用のハイブリッドシステムインジケーターを採用。
新インタークーラーターボ“4JJ1-TCS”
新開発4JJ1-TCSディーゼルは2ステージターボを搭載しました。エンジンの全回転域で効率性の高いターボ効果を発揮します。
※装備・仕様の設定は車種およびグレードにより異なります。詳しくは主要装備一覧・シャシー一覧をご覧ください。
一定速でアクセル開度が少ない場合には、自動的にクラッチを切り、車両の慣性を無駄なく活かして走行(=Smartグライド制御)。さらに、駆動力が不足した場合や速度が落ちてきた場合には、モーター走行(=+e)によるサポートを行ないます。
●Smartグライド
一定速走行中などアクセルを軽く踏んでいる際に、クラッチを切り、車両の走行慣性を有効活用した省燃費運転を実現します。(Smartグライド走行中、エンジンはアイドル回転となります。)
●+e
Smartグライド中にアクセルの踏み込み量に応じて、モーター走行と回生をリニアに切り替え、無駄なくシームレスな省燃費運転を実現します。
発進・加速時には、バッテリーに蓄えられた電気を利用してモーターを駆動させ、モーターとエンジンの両方を使って走行します。
定速走行時には、ディーゼルエンジンのみで走行。スムーサーExにより、走行中は常に省燃費域で自動変速します。
走行時、アクセル踏み込み量に応じて自動的にクラッチを切断。モーター走行と回生を瞬時に切り替え、無駄のない省燃費運転を実現します。
減速時には、スムーサーExがクラッチを自動的に切断。エンジンブレーキによる減速エネルギーの回収ロスを防ぎ効率よくバッテリーに充電します。
停車時には、エンジンが自動停止。ブレーキペダルから足を離すと再始動します。排出ガスを抑えるとともに燃費の向上にも貢献します。
ハイブリッドシステムは車両が減速時に失ってしまうエネルギーを充電(回生)し、再利用するシステムです。アトラスH43では、減速時にスムーサーExが自動的にクラッチを切るため、減速エネルギーを無駄なく充電(回生)できます。このため発進・加速時に余裕のあるモーターアシストが可能となり、低CO2と燃費の向上が図れます。