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日産がリーダーとなることを目指す品質領域。

猶予は5/1000mm。その幅で最高の平滑を作る。-塗装工程

「塗装の美しさは面の平滑度で決まります。イメージとして、テーブルにこぼれた水を思い描いてください。」テーブルがクルマのボディで、こぼれた水が塗料だと考えると分かりやすい。ボンネットなどの水平面は塗料がきれいに広がるが、ドアなど垂直に近い面では水は垂れてしまう。そこにCIMAは人の手を加える。僅か1000分の5ミリの幅の中で手作業で水研ぎを行い、理想の平滑度を目指して磨きをかける。時にボディをさすり乱れを見つけ、時に吹きかけた水の滴り具合で平滑を探る。この一手間でクリアのトップコートが美しく乗り、塗装の趣は一段と深くなる。

※掲載写真の水研ぎ工程は、ガーネットブラック(P)〈#GAC・スクラッチシールド〉(特別塗装色)、スーパーブラック〈#KH3・スクラッチシールド〉で行っております。

 塗装工程

違和感が分かる感性は、最高のスキル。-組み立て工程

「部屋の障子がちょっと開いていると、違和感がありますよね。あの感覚をとことん磨き続けると、CIMAが作れます。」内装部品にできるちょっとした隙間。その"ちょっと"の違和感を排除するのが、CIMAのものづくり。匠は自らの感覚を信じ、パーツの組み付け精度を高め、完成させていく。その意識はCIMAの場合、防音対策にも当てはまる。小さな隙間を埋める遮音材を細部まで徹底的に使用。高い組み立て精度と相まってこれまでにない静粛性を実現した。それはドアを閉めた瞬間に外界と遮断された時、そして移動中の後席と前席との小声での会話で実感することができる。

組み立て工程

理想の中心へ。仕上がりを仕上げ直す。-特別検査工程

「誰かが完成させたものを、さらに完成させる。それは妥協を許さない意識と前工程への信頼がないとできません。」特別検査工程とは、すべての部品が組み上げられて完成したCIMAを1台1台チェックするセクション。たとえばボディ面合わせの確認は128ヶ所で行い、たとえ数値が基準値内でも、中心の中心を狙ってさらなる修正の指示を出す。仕立てのよいスーツは美しく均整がとれているように、ことさら飾り立てなくとも自ずと溢れ出るCIMAの凛とした佇まいは、完成品をさらに理想の姿まで高めたいという意志から生み出されている。

特別検査工程

一台の重みが違うから、全車走らせる。-走行試験工程

「ドライビングが楽しめなければCIMAじゃない。でも、リヤのシートで少しでもミシッと鳴れば、やっぱりCIMAじゃないんです。」各セクションの匠らによって高精度に組み上げられた後、CIMAは最後の走行試験工程へと進む。ここではラインオフした全車が約20kmほどテストコースを走る。運転席では走行・操舵・制動のフィーリング評価試験、後席では内装パーツの軋み音等の確認など徹底したチェックが念入りに行われる。すべてのCIMAは最高品質でなければならない。そのクオリティは、人の手に込められた思いによって仕上げられている。

走行試験工程

Quality

お客さまが見て、触れて感じる「感性品質」へのこだわりが、きわめて高度な製品品質を実現します。

細部まで考え抜かれた感性品質

シーマは内外装の素材、色調、精度に幾多の高い基準を設け、お客さまの感性に響く品質を目指しています。たとえばメーターではお客さま視点での調査結果を分析し数値化することで、フォントのサイズや針の幅、目盛り間隔を最適化。さらなる見やすさや精緻さを実現しています。

細部まで考え抜かれた感性品質

最先端技術と匠の技で確かな品質保証

わずかな誤差も許さない、先端技術を採用した車体の組み立て。さらに、コンマミリ単位の凹凸も見落とさない熟練した匠による組み付け。お客さまに最高の品質をお届けするために、多くの高級車の製造を担当する栃木工場ならではの細やかで丁寧な作り込みを行っています。

最先端技術と匠の技で確かな品質保証

厳しい品質チェックをクリアした日産の最高級車

日産独自の品質評価システムに基づき、お客さまの視点に立ち設定された300以上の項目を徹底的にチェック。さらにシーマは、部品組み付けの緻密な確認からテストコースの実走行検査に至るまで、一段と厳しい品質確認を実施し、日産の最高級車にふさわしい品質を実現しています。

厳しい品質チェックのクリアの証として