猶予は5/1000mm。その幅で最高の平滑を作る。-塗装工程
「塗装の美しさは面の平滑度で決まります。イメージとして、テーブルにこぼれた水を思い描いてください。」テーブルがクルマのボディで、こぼれた水が塗料だと考えると分かりやすい。ボンネットなどの水平面は塗料がきれいに広がるが、ドアなど垂直に近い面では水は垂れてしまう。そこにCIMAは人の手を加える。僅か1000分の5ミリの幅の中で手作業で水研ぎを行い、理想の平滑度を目指して磨きをかける。時にボディをさすり乱れを見つけ、時に吹きかけた水の滴り具合で平滑を探る。この一手間でクリアのトップコートが美しく乗り、塗装の趣は一段と深くなる。
※掲載写真の水研ぎ工程は、ガーネットブラック(P)〈#GAC・スクラッチシールド〉(特別塗装色)、スーパーブラック〈#KH3・スクラッチシールド〉で行っております。
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